橈骨遠位端骨折(手をついて転倒 手首の骨折)

橈骨遠位端骨折(手をついて転倒した 手首の骨折)

この骨折のセルフチェック

 

 ①手をついて転倒した

 

 ②手首を動かすと痛い

 

 ③痛くて手首を支えている

 

 ④手首が腫れてきた

 

 ⑤手首が変な形をしている(変形)

 

 ⑥親指が伸ばせない(第一関節→爪の付け根が伸ばせない)

 

 

数が多いほど骨折の可能性は高くなりますが①②③まではズレの少ない軽傷の骨折の可能性がありますが油断せず整形外科を受診してください。

 

④は骨膜(骨の栄養膜)を破綻している程の骨折、⑤は重症の骨折の可能性が高くなります

 

 

⑥は骨折により指を動かす腱(長母指伸筋腱)が切れるため発症しズレの少ない骨折にも多く長母指伸筋腱を損傷すると手術しなければ治りません。自分の親指がキチンと伸ばせるか確認を

 

 

 

橈骨遠位端骨折はどんな病気?

手首には2本の骨があり、太い方を橈骨(とうこつ)細い方は尺骨(しゃっこつ)です。
この橈骨が骨折します

 

骨の変形(変な形)これは重症です

 

 

 

 

 

レントゲンではこのようなズレが多い

(ズレてるため激痛)

 

 

このようなズレ方をすると上のイラストの様な変形になります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・橈骨遠位端骨折の症状

 

①とにかく痛い!これにつきます!    ②手首を支えていないと無理

③手首を動かすと痛い→動かすと骨折がズレるから激痛   ④骨折部がらの出血による腫れ

⑤骨の変形骨のズレが大きい→上のイラスト

 

骨折の影響が神経に及ぶと神経が圧迫されて指のしびれが出てきます。
正中神経が障害され親指から薬指がしびれてきます。

 

・診断

レントゲンで骨折を確認します 中にはズレの少ない骨折(若木骨折)もあります

 

レントゲンで骨折はっきりしないが怪しいときは骨折が隠れていることあり!

 

その場合は諦めずにMRIなど精密検査を行いしっかり診断しましょう 

 

治療

①保存療法(ギプス固定)

転位(骨のズレ)が軽度な場合、整復(骨を引っ張って骨折のズレを戻す)しいい形に戻った場合はギプスで行います

また高齢で手術が出来ない場合(希望されない場合)もギプスで行います

ギプスの期間は転位や年齢によっても異なりますが4-6週前後です。

 

②手術

変形(骨のズレ)を残すと手首の動きや握力の低下を残すのでその可能性がある場合は手術をすすめています

 

ロッキングプレートにより早期からの復帰も可能になってきています。

 

■主に、下記のような場合が手術が適応となります
・一度整復(骨を戻す)できてもすぐにまたズレてくる場合

・重症の骨折、バラバラの骨折
・少しでも早めの復帰を希望する場合
・若い患者さんで正確に戻す必要がある場合 

・長母指伸筋腱の損傷

 

③リハビリテーション
固定や手術が終わってすぐに以前と同様の手になるわけではありません。
どうしても可動域の低下(関節の動きが低下)しますのでリハビリも行います。
リハビリは早めに介入したほうが回復もいいため、固定も自分で指などをしっかり動かしましょう。

また受傷直後はどうしても腫れてくるため手を心臓より高くし指をよく動かして腫れの軽減に努めましょう。

 

 

 

応急処置

 

手首のケガで骨折の可能性がある場合の応急処置 

 

 

①何かで手首を固定(段ボールなどを重ねた物に手首を動かないように固定

動かすと痛いので動かないようにしてあげます 

 

 

②冷やす(腫れてくると痛いので) スーパーのビニール袋に氷と水を入れて冷やす 

冷やしすぎに注意 

 

 

③挙上(手首を高く上げる) 手を下に下げると腫れてきます 

寝ているときは胸の上のに手首を 

 

 

④安静(そのまま運動や仕事を継続しない!) 

無理をすると悪化する  

 

 

これらを行って整形外科に受診しましょう 

 

ズレが少なく継承の場合は固定するだけでも楽になりますが重症はそうは行きません→早く受診しましょう