石灰沈着症

石灰沈着症

石灰沈着症はどんな病気?

・症状

急に関節が痛くなった。昨日まで平気だったのに急に関節(肩や肘や手 股関節や足首)が痛くなった。少し動かすとものすごく痛い痛くて寝られない。

石灰など整形外科の疾患は動くと痛いです(例えば右肩が痛いなら 右肩を動かすと痛みが悪化します)が動きに関係なく常に痛みが持続し何もせず座っているのに痛い場合は緊急をようすることがあります。

石灰沈着の正体はリン酸カルシウムです。見かけは歯磨き粉のようですから、レントゲンでも白くうつります。
また、カルシウムが原因と言うと患者さんは「それじゃあカルシウムをとったらいかんね」と勘違いされることがありますが、食事でのカルシウムはしっかり摂取してください。

また、石灰沈着では、膝も急に痛くなることがありますが、石灰ではなく痛風や偽痛風によることが多いです (心配はいりませんがかなり痛いので早く受診してください)。急な関節の痛みは、石灰沈着・痛風・偽痛風 の3つが原因のことが多いです。痛風は有名な痛風発作によるものです。

※注意
痛みの部位によっては、整形外科疾患以外の可能性が考えられます。
左肩が痛い場合は心臓に異変が起こっている可能性がありますし、痛い所が移動(胸からお腹へ痛みが移動など)する場合は解離性動脈瘤などの可能性があります。このような場合は至急、救急車を呼んでください。

・原因

様々な原因で肩の筋肉の一部(肩板)にリン酸カルシウムがたまっていきます。
ある時このたまり切ったリン酸カルシウムが滑液包という所にあふれだすと、あの激痛がやってきます(涙) 寝れません。

五十肩も痛いのですが徐々に時間をかけて痛くなります。昨日まで平気なのに今日から痛いのは五十肩ではあまりありません。

・治療

寝られないほどの痛みなのでとにかく早く痛みをとる必要があります。
そのため、ステロイドなどの注射を行います。それだけでは痛みが取れない可能性があるため、痛み止めや湿布なども併用します。 

一度の注射で治りにくいこともありますので、治らなければ、早めに再度受診してください。石灰沈着は肩だけでなく肘や手・股関節・足首にも起こります。診断や治療は肩に起きた場合と同じです。いずれの場合も手術は不要です。