腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症はどんな病気?

最近は有名になりつつある病名でよく患者さんの方から 私は狭窄症でしょうか先生?と相談されることも増えてきました  では狭窄症とはどんな病気なのでしょうか?足がしびれて歩きにくいスーパーのカートがあれば歩きやすい長いこと歩けんくなったが少し休んだらまた歩ける(特に座ると楽になる)などがよくある症状です  では狭窄症になるとなんで歩けないんでしょうか?

・原因

年をとると背骨(腰椎)の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなります狭くなると神経は圧迫されてしまいます 

 ※ 圧迫を少し詳しく前からクッション(椎間板)と骨(椎体)が神経の通り道い出てきます後ろからも関節(椎間関節)とスジ(黄靭帯)も出てきますそうなると両方から挟まれた神経の通り道は、かなりせまくなってしまいます。この状態こそが狭窄症です 。一般的に加齢で発症しますが肉体労働など腰の負担のかかる仕事をしていると出現しやすい傾向にあります 狭窄症の症状では神経の通り道が狭くなるとどうなるのでしょう?

・症状

・間欠性歩行 
歩いてるとだんだんと足(下肢)がしびれたりだるくなってて歩きにくくなる状態を間欠性歩行といいます 座って休んだり腰をまげるとまた歩けるようになります
  進行すると数分しか歩けないようになります。スーパーのカートや手押し車(シルバーカー)があれば歩きやすくなります自転車ならいくらでもこげると言う患者さんも多いです  解説  普通に歩くと 神経の通り道が狭い状態(狭窄)が続くので歩きにくいですが  座ったりカートを持つと神経の通り道がゆるみ(広がり)ます それにより神経が解放され歩きやすくなります。
  また自転車も腰がやや丸くなるので狭窄症の人にとっては症状が改善します  自転車でもダメなら狭窄ではなく動脈硬化など血管が原因のことがありますので血管の検査(当院は最新の機械を2018年購入しました)も必要になりますのでぜひ相談してください このまま放っておくと脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわることがあります 現に当院からもこの検査で毎年、狭心症や脳梗塞の早期発見になり命を救われている患者さんがいます  しびれ   狭窄症の患者さんの多くは腰痛でなく足のしびれで受診します 時に股関節の痛みや違和感で受診する患者さんもみえます。しびれは狭くなった部位によって片足がしびれたり両足がしびれたりします

・脊柱管狭窄症の種類

狭窄症には3種類あります。どの神経が圧迫されてるかで分類します。

1.神経根型:一部の神経が(神経の出口で)圧迫されている
2.馬尾型 :全体の神経が圧迫されている   
3.混合型 :1と2が両方ある     

しびれの特徴
1.神経根型:片足だけしびれる
2.馬尾型 :両足のしびれ  
3.混合型 :両足のしびれ

・脊柱管狭窄症の治療

腰部脊柱管狭窄症の治療法は、大きく分けて「保存療法(手術なし)」と「手術療法」の2つに分けられます。
患者さんと相談しながら治療法を決めていきます。

すぐに手術する子は少なく、初期の段階は、保存療法を行うのが一般的です。よほど進行してないかぎりまずは保存(手術なし)でやって行きます。
どうしても治らない場合に限りは患者さんの困り具合により手術の相談にも乗ります。

痛みを和らげるために薬や注射を使った薬物療法などを行います。
それと同時にリハビリも重要で、血行を良くするためのリハビリテーションを行うことが一般的です。
理学療法士によって、腰や足のストレッチ・筋力強化を行う運動療法したりします。
腰の負担を減らすためストレッチなども行います。 

腸腰筋は、股関節〜背中に存在する筋肉で体を支える筋肉でインナーマッスルの一つです。この筋肉がかたくなると腰に負担がかかります。

「手術療法」手術は神経の圧迫を取り除き神経の通り道を広げることを目的としています。

いろいろなやり方がありますが 手術をどこでするかは皆さんとても迷います。子供さんが高知にいるから高知でやりたい(時々、大阪や東京に紹介することもあります)

お父さんが心配だから踏ん切りつかない。
親戚がこっちに多いから幡多でやりたい。それぞれの患者さんにあった病院を紹介させていただきます。