アキレス腱断裂

アキレス腱断裂

・アキレス腱断裂とはどんな病気?

アキレス腱断裂とは、アキレス腱という足首の後ろにある腱が断裂する病気です。
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉がかかとの骨につながる部分で、とても大きくて強い腱です。
後ろから蹴られた(叩かれた)感じがすることがあります また、「ブチッと破裂したような音」など断裂した際には大きな音がすることが特徴です。

イラスト

アキレス腱が切れても歩行できることは多く足首も動かせることもあります。
歩けるからと言って油断は禁物で、特につま先立ちが出来ない場合はアキレス腱が切れてる可能性が高くなります。

 

・アキレス腱断裂の原因

アキレス腱断裂は、スポーツ中のダッシュやジャンプ動作、踏み込み動作などで筋肉が急に延ばされたりしたときにおきます。
アキレス腱は老化によって柔軟性が低下することで強度が弱まり、断裂しやすくなります。
若いスポーツ選手はもちろん、最近は中年以降の患者さんも増えてきています。

 

・アキレス腱断裂の合併(踵骨アキレス腱付着部骨折)

アキレス腱断裂の時かかとの骨がはがれてしまうことがあります。
皮膚を強く圧迫し皮膚壊死(皮膚の損傷)が時間の経過と共に出てきますので、早めの治療が必要となります。

 

・アキレス腱断裂の治療

治療は、保存療法(ギプスなど)と手術療法に分けられます。
保存療法、手術療法とも受傷の程度や、それぞれの長所・短所がありますので、スポーツへの復帰は専門家とよく相談して開始することが重要です。

・保存療法
ギプスや装具を使用して固定します。
長所は、入院が必要なく、傷を負いません。 感染のリスクもほぼありません
短所としては、固定期間が長いこと(そのため足首の動きが低下することがある)
、再断裂(一度治ったのにまた断裂する)の可能性が手術と比較して高いことなどがあげられます。

・手術療法
手術によって、断裂したアキレス腱を縫合します。長所としては、固定期間が短くて済むこと(そのため足首の動きが保たれやすいです)と、再断裂の可能性が保存療法に比べて短いことが挙げられます。
その逆に短所としては、入院が必要、手術による感染の可能性、断裂した部分をが盛り上がってしまうことがあるなどがあげられます。