その他のケガ

外傷系(緊急を要する ケガ 骨折について)

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ケガをした

ケガをしたらどうしよう?と焦る気持ちは多いにわかります。

  • 意識が無い(目を開けない)
  • 呼びかけに反応していない
  • ボーっとしている
  • 呼吸していない

これらは至急救急車を呼びましょう(119番です)
それ以外でも特に注意が必要なケガ、これらは救急車呼んでください。

  • 転落
    骨折だけでなく内臓損傷もあります至急病院に行きましょう
    転落地点がアスファルトなど硬い場合はより重症化します
  • 手足が動かない
    →麻痺です脊髄系の損傷の可能性あり
  • 腹部や胸部に激痛
    →内臓の損傷の可能性あり
  • 物が重なって見える、頭をぶつけた、ケガの時の記憶がない 、吐き気

これ以外でもやばいなと思ったら救急車よんでください 自己判断は危険です

骨折

痛みが強く腫れてきて、動かせないようなら骨折の可能性があります。
添え木(段ボールなど数枚重ねても可 指なら割り箸 手首ならカマボコ板の様な物)で患部を固定(テープ ガムテープ 包帯 タオルでグルグル巻き)すぐ受診を。
患部を低くしない(上にあげておく)と腫れにくいです。

患部を低くしない(上にあげておく)と腫れにくいです。

よくある骨折の原因

  • 手をついて骨折
    →橈骨遠位端骨折、舟状骨骨折
  • 壁を殴って小指が骨折
    →ボクサー骨折
  • 突き指
    →マレット指
  • 肩の周りをぶつけた
    →上腕骨外科頸骨折、鎖骨骨折、腱板損傷、肩の脱臼
  • 子供がうんていから落ちて肘が痛い
    →上腕骨顆上骨折など
  • 大人の肘のケガ
    →肘頭骨折、橈骨頭骨折、肘の内側側副靭帯損傷
  • あばらを強打、咳 深呼吸で痛い
    →肋骨骨折
  • 高齢者が転倒し腰が激痛
    →圧迫骨折
  • 高齢者が転倒し股関節が痛い
    →大腿骨転子部骨折
  • 飛び降りて踵が痛い
    →踵骨骨折
  • 足を捻って異常に痛い
    →足関節果部骨折 第5中足骨基部骨折 または捻挫

破傷風

破傷風(グラム陽性嫌気性菌)

土の中などに存在し傷口から侵入してきます。
滅多に発症しませんが発症したら助かる確率は低く恐ろしい感染症です。 

破傷風になりやすいケガ
→咬まれた、土や便など汚物のついたキズ、異物がある、ぐしゃぐしゃのケガ

4種混合ワクチンに破傷風が入っているためこれをやっていれば20歳ころまでは大丈夫です

それ以外の方は破傷風の予防注射が必要となります。 

特に屋外でのケガの多い人はお勧めです。

予防注射は3回行います。
2回目は初回から1-2か月後。 

三回目は半年ほど間隔をあけて行います。自費になりますが安いのでやりましょう。

予防注射の有効期間
→通常のケガは10年有効、破傷風になりやすいケガは5年です

熱傷(やけど)

  • 手足のやけどは水道水で冷やしてください(流水で数分冷やす)
  • 水ぶくれは潰さない(特に自分で手や針などで潰すと感染のリスクあり)

数日は痛いので鎮痛剤使用してください。
ただし広範囲のやけどや 黒くなっている 痛くない(感覚がにぶい)やけどは危険です。

通常やけどはかなり痛いです痛みがない場合は神経も焼けていますので危険です。
至急大きい病院受診を。

煙を吸い込んだ気道熱傷は特に危険です
→救急車呼んでください

低温熱傷(カイロなど)は治りにくくかなり長期間かかります。 皮膚科受診を勧めます。

自転車のケガでお腹が痛い

自転車で転倒して腹部を痛がっている場合は要注意です。
ハンドルで内臓損傷することがあります。
なおここに記載したのは外傷の一部の記載であり例外もありますし、すべてを網羅しているわけではないので、自己判断はせずに必ず病院や整形外科に受診してください。 

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広報しまんと10月号にて掲載

四万十市の『広報しまんと』2024年10月号にて当院が掲載されております。

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