手・指
爪周囲炎 (爪の周りが赤い、膿がある、痛い)
Contents
爪周囲炎とは
爪の周りの甘皮(ささくれ)を爪でつい引っ張ってしまったら数日して腫れて痛くなって来たがよくあるパターンですが小さい傷から気付ぬ間にばい菌が入ることもあります。
(なお足の指が痛い場合は痛風や巻き爪(陥入爪)の可能性)
セルフチェック
- 甘皮(ささくれ)を指(爪を使って)引きちぎった
- 爪の周りが赤い
- 爪の周りが痛い(ズキズキ痛む、寝れない)
- 爪の周りに膿がある
- そこを押すと痛みが悪化する
これらが当てはまる場合は可能性が高いです特に膿がたまっていたら進行してますので早く受診してください。自分で針などで潰さないでください→針には汚れが皮膚には常在菌というばい菌が存在しています。
自分で行うとこれらを体内に入れ逆に悪化することが多いので病院で行いましょう。
はれの中に時に膿を伴います。
病態(何が起こっているのか)
甘皮(ささくれ、さかもげ)深爪(深く爪を切り過ぎ)巻き爪、水仕事、爪を噛む癖(子供に多い)などが原因となりそこからばい菌が入って来ます。ばい菌は爪の裏の深い部分を目指してどんどん侵入していくため症状も爪深い所に向かって進行していきます。
指の手のひら側にできたものをひょう疽とも呼びます。
ばい菌は爪の裏(深い所)を目指して進んでいく。
検査
膿が溜まっている場合は培養を行います。
培養とは→どんな菌が原因でこうなったか知る必要があります。菌の種類は多くそれに有効な抗生物質もそれぞれ異なるため膿を検査し原因菌の検査を行います。
治療
- 膿が溜まっていない初期ならば化膿止め(抗生物質)や痛み止めだけ治療します。
膿が溜まってしまった場合はそれだけでは不可能で膿を出してしまわないといけません。膿を出さないとどんどん進行し夜間も寝れない状態になるだけでなく爪の裏まで進行すると爪の処置まで必要になり更に大変な事態となりますので、膿が溜まったら(できれば溜まる前に)至急受診してください。 - 膿の原因の多くは通常の黄色ブドウ球菌なのでこの菌に有効な抗生物質を投与します。
膿はたまらないが抗生物質を使ってもなかなか治らず長引くは、白癬(水虫)カンジダといった真菌(カビ)が原因のことがあります。たまにヘルペス(ウイルス)が原因のこともあります。
湿疹やかゆみを伴えば湿疹性爪周囲炎の可能性があります。乾癬、掌蹠膿疱症など他の合併症を伴う疾患もあります。
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